効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

新型の風力発電機

日経産業新聞4月9日号の海外ニューフェース欄に、新型の風力発電装置が紹介されていた。それによれば、航空工学専門家が発案し、英企業ウインド・パワーが開発した最先端の風力タービン「Nova」。V字型の装置で高さは最大120メートル。基盤部から2本のアームが伸びていて、それに翼が4つづつ取り付けられている。この固定翼が風を受けて揚力を生み出し、構造物全体を1分間に3回転してアームの基部にあるタービンで最高9メガワット(9000キロワット)の電力を作るという。従来型の風車はトップヘビーだったが、これは重量のある発電機などが下についているために、安定性も高くなる。保守もやりやすいし、航空管制のレーダーを妨害することもないとのこと。2020年までに実用化すると報じられているから、しばらくはお目見えしないが、洋上風力発電などにも利用しやすいのではないだろうか。写真をコピーしようとしたが無理なので、www.nova-project.co.uk で見てもらいたい。一輝でメガワットまでの規模がとれるのは魅力的だし、かえって小型のものも騒音が少なくなって環境適合性がよいのかもしれない。