効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■甲子園球場のカクテル光線

甲子園球場でナイター試合が行われる時、明るい照明が点灯するが、昼間と変わらない感じだとは思っていた。この間甲子園でのプロ野球をテレビで観戦しているときに、解説でカクテル光線がLEDに代わったというのを知って、照明技術の進歩を実感させられた。そこでネットで検索してみると、パナソニックが開発したLEDが使われていることが分かった。LEDの発光効率は高いから、照明に要する電力消費が急減したようだ。

その報道によると、阪神電気鉄道は2月、同社が運営する阪神甲子園球場のスタジアム照明にパナソニックのLED照明器具756台を導入したようだ。今回のLED化は阪神甲子園球場における「環境保全の推進」の取り組みの一環。既存のHID照明器具(メタルハライドランプと高圧ナトリウムランプ)をLED照明器具に置き換えることで、スタジアム照明によるCO2排出量を約60%抑制できると見込まれている。

従来の照明からLEDに置き換えることで電力消費の効率化になり、特に大規模なスタジアムだと効果は大きいことは理解できる。ただ、そうした環境や経済の面だけではなく、選手たちのプレーや、観客/テレビのエンターテインメントとしても魅力的なポイントがあると、この記事では紹介している。

阪神甲子園球場のナイター照明は1956年4月に設置され、プロ野球では同年5月に巨人戦で最初に使われたと紹介されている。当時球場のナイター照明は普及しつつあったようだが、白熱灯が使われていた。水銀灯はより明るくスタジアムを照らすことができるものの、野球などのボールが見えにくいという問題があり、なかなか使用されなかったようだ。そこで甲子園球場では、明るさの不足を補うために白熱灯に水銀灯を加えたことで、より明るく安心してプレーができる環境を整えられ、これが後に『カクテル光線』と呼ばれる照明になったと球場関係者の言葉が紹介されている。

2007年から2009年にかけて内野席の大改修や銀傘の架け替えなど大規模なリニューアル工事を行ない、同時に照明塔も建て替えたものの、当時の技術水準では大出力のLED照明はまだまだで、カクテル光線に必要なオレンジ色の光を出す技術も追いついておらず、LED化は見送られたという経緯もある。一方、阪神甲子園球場から「伝統的な照明を守りたい」という要望を受けたパナソニック エレクトリックワークス社 は、およそ2年の歳月をかけて橙(だいだい)色と白色の2色のLED照明器具を開発した。異なった2色の発色をするLEDを組み合わせて、国内球場では初となる『LEDカクテル光線』が実現させたのだ。

自宅でも自分の部屋にはLEDを使っているが、ワイフがLEDと聞くだけで拒絶するため、食卓照明は白熱電球を使っている。他の部屋でも黙ってLED電球に変えたのもあるのだが、今の時点では彼女に気が付かれずに済んでいる。

 

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