効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■EV向けの高速充電設備

EV(電気自動車)を充電設備は、世界共通の規格になっていると思っていたが、そうではなかった。米フォード・モーターは25日、自社の電気自動車(EV)の顧客が米テスラの急速充電設備を利用できるようにすると発表したという報道記事を見て、接続端末の統一もされていなかったいうことを知った。

フォード社のEV保有者は、2024年春から米国とカナダにある1万2000基以上のテスラ設備で充電できるようになる。EV需要が高まる米国での普及拡大に向け、競合2社がインフラ利用で協力すると報じられたのだが、テスラは自動車本体だけではなく充電設備でも市場を完璧なまでに抑えているらしい。EVの普及促進の経営戦略として、自社で充電設備を市場に供給しているのだろう。後からEV市場に入ってきたフォード社は、多分テスラの保有する充電所では充電を拒否されたのかもしれない。あるいは、接続端末の形を他社が同じ物を設置できないような方策を講じていたのかもしれない。

この報道によると、2024年春から米国とカナダにある1万2000基以上のテスラ設備で充電できるようになる。EV需要が高まる米国での普及拡大に向け、競合2社がインフラ利用で協力する。

2022年のデータだが、米国にはガソリンスタンドが15万カ所あるようだ。この数から見ると、EV充電所の数は、広範囲に移動するEVにとって、どこで給電できるかを予め知っておかなければ遠出は出来ないことになる。後発のフォード社にとっても、自社設備をまだ多く持っていないはずだから、テスラに泣きついた形になる。

その結果、テスラが開発したアダプターを使うことで、フォードの「F-150ライトニング」や「マスタング マッハE」などがテスラの設備で充電できるようになる。フォードは自前でも充電インフラの整備を進めており、自社EVのユーザーが北米で利用できる急速充電設備の数は倍増するとしている。25年以降に投入するEVについては、テスラが提唱する充電規格「NACS」に対応する充電ポートを搭載し、アダプターを不要にするようだ。

日本でのEV普及にも、充電所の不足は深刻化する可能性は高い。

急速充電方式の一つにCHAdeMO(チャデモ)がある。2010年に日本が主導して規格化を実現した世界基準の電気自動車(EV)の急速充電方式。だがおそらく設備として設置され利用できる急速充電所の数は、日本でも絶対的に不足していることは確かだろう。トヨタ自動車燃料電池自動車の開発に力を入れてきたことも関係しているはず。テスラに甘い汁を吸わせることのないような対応が求められる。

 

 

 

 

 

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