効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■北海道電力、1000キロワット級水素製造設備の運用開始

本題に入る前になるが、今日、1961年に大阪ガスに入社した大学卒の同期が集まり、梅田で昼食会をした。確か同期は全部で36人。その3分の一が出席したのだが、既に亡くなられた人もある。自分は、雨が降っていたために自宅からタクシーで学園前まで行こうとしたのだが、雨が禍してか30分以上来なかったために、梅田の会合の和食レストランに到着するのが、開会時刻より大きく遅れるという失態をしてしまった。以前もこの会合があったそのレストランへの道筋も忘れてしまい、幹事の方が道路へ出てきて自分を見つけてくれたお陰で、何とか会食に参加できたのだが、自分の大失態。

近況を語り合ったが、伴侶も含めると、それぞれに歳のせいというべき事情を持っていたが、ここに出席できた人は、自己管理がよくできている人達だと思う。時間を浪費していない人ばかりだったというのが実感だった。

本題に入るが、昨日行われた北海道電力のプレス発表が報じられている。そのままコピーすると、「当社は、北海道苫小牧市に、水を電気分解することで水素を製造する1MW級の水素製造装置を導入することを決定しましたので、お知らせいたします。水電解による水素製造装置は、再生可能エネルギーの余剰電力や出力変動を吸収し、再生可能エネルギーの更なる導入拡大を図ることができる設備です。水素の製造・利活用は、様々な用途が見込める脱炭素のキーテクノロジーであり、火力発電への利用により電源の脱炭素化を進めることができるほか、各種産業部門への導入が期待されます。」というもの。

4月28日に出されたプレスレリースには、「苫東厚真発電所の隣接地において、水素製造設備(1MW級水電解装置および水素出荷設備)の運用を開始しましたので、お知らせします。 今回設置した水電解装置は、北海道における寒冷地に対応した道内最大の装置です。運用開始後、設備の性能評価を一定期間行いながら水素を製造し、寒冷地における安定かつ効率的な製造の実現に向けて、運用・保守のノウハウ確立を図ってまいります。当社は水電解装置の製造元である日立造船株式会社、および水素の貯蔵・輸送技術を持つエア・ウォーター株式会社と協力し、本設備を通じて得られた建設・運用・保守のノウハウを活用することで、北海道における水素供給体制の整備に貢献してまいります。(以下略)」とのことだ。

昨日書いたように豊富な風力を利用した水電解装置の本格的稼働が始まったと言える。ただ、このグリーン水素を火力発電で混焼利用するというのは、肯けない。折角のグリーン水素の効用が抹消されてしまう。水素だけ、あるいは、アンモニアに変換して発電燃料にする方向に行かなければ、脱炭素とは程遠いものになってしまう可能性が高い。水素燃料電池が発表の中になかったのも残念なことだ。

 

 

 

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