効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■短距離路線バスの冷房

 今日の午後、快晴となって気温が上がる中、いつも利用している路線バスで学園前の駅まで行った。銀行と郵便局で振込をする必要があったからだ。暑い時期にバスに乗ると必ず感じるのは冷房が強すぎるということだ。今日利用したバスは多分風量を強くしていたのだと思うが、身を縮めるほどの寒さを感じた。それに加えて、何か交通事故があったようで、物凄い渋滞となり、いつもなら10分前後で行けるところが、40分以上かかったため、冷房の吹き出しも強かったこともあって、文字通り震え上がった。他の乗客も寒そうに身を縮めている。そこで思ったのだが、バスの冷房の調節は全て運転手に任されていることに過剰な空調になる原因があるのではないかということだ。短距離を走る路線バスの場合、乗客の出入りも多いために、室内温度を一定に保つのが難しいことは分からないでもないが、温度設定と風量の調節がどのように行われているのだろうか。運転手の席は一番前だから、バス全体の温度分布を知るのが一番難しい場所だろうから、温度設定と風量を一度セットすると、それを頻繁に変えることはないだろう。車体容量が小さいし、乗客の数も絶えず変化するから、運転手には運転に専念して貰うということから言っても、空調の温度設定については何か他の手段によるべきだ。

 各種の制御が自動化している今、バスの車内の数カ所に温度センサーを取り付け、それのデータを集約して、乗客がもっとも快適となるような制御をするのはできない話ではない。自動化すれば、過剰な空調はなくなるはずだから、それに必要な電力消費も当然下がることになる。制御システム設置のコストとの兼ね合いもあるが、空調用、特に冷房用電力はディーゼルエンジンで発電しているのだから、温暖化ガスや大気汚染物質の排出も大幅に下がることは確かだ。たまたまいつもより長時間バス乗っていたことから、バス事業の経営幹部も環境配慮を深めたバスの導入に関心を持ってほしいと強く感じさせられたのだった。

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