効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■高速道路のパーキングエリア

 昨日、ある会合に参加した。高速道路を中心に、物流を社会の要請に対応できるようにするために、賢く利用するためにどのようなことを考えるべきかを検討する2時間だった。3年ほどかけた検討結果をまとめた報告書が説明されたのだが、自分はアドバイザーという立場で具体的な検討をしたわけではないが、逆にいろいろ考えさせられることがあった。高速道路のかなりの部分が戦後の高度成長期に建設され、現在の物流の動向に対応したわけではない。複雑化した物流に対応し、物流の主軸である輸送を担う運送事業は、運転手を中心に人手不足に悩まされている。だが、道路の老朽化への対応は、そのような社会動向を反映させる条件整備をしようとするものではないから、当初の設計に対応した補修がされることになる。

 例えば、高速道路のパーキングエリア(PA)、サービスエリア(SA)などは、現在のように大型化した車両や二連になったトラックなどに対応出来ていない。女性ドライバーを活用しようとしても、休憩所に女性用トイレがないなど、対応出来ていない。これを適切化するにはパーキングエリアの条件を変えなくてはならないが、その主体がはっきりしない。エネルギー・環境を考える自分としては、休憩のためにトラックのエンジンをかけっぱなしにして冷房を続けるケースが多いが、もしこの上に日覆いがあればエンジン負荷は大きく下がるだろう。また、舗装面に太陽光発電パネルを設置する技術もできているから、舗装面にこれを付けて、冷房の電源に使えるようにすれば、全体のエネルギー効率は大きく減るし、大気汚染も減るだろう。

 道路を対象に見る視点を変えてみるとまた新しいものが考えられるのではないかと考えたが、誰がそれを具体的に計画するかが見えないのも課題になる。

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