効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■小泉進次郎氏の環境相就任

 安倍内閣、閣僚がほとんど総入れ替えになったが、もっともこれからの動きに対する関心を抱かせたのは小泉進次郎氏が環境相に就任したことだった。彼に関するいろいろな報道記事の中に、脱原発をどう進めるかを考える、としたものがあり、彼の父の考え方に賛同しているのだなと思うと同時に、風当たりが強くなるだろうとも思った。つい最近、福島第一原子力発電所放射能汚染水は海に流すしかないとする発言が関係閣僚からあっただけに、福島への対応について板挟みになることもある感じがする。

 だが、彼のこれまでの発言を聞いていると、極めて論理的で明快だから、脱原発に向けた筋道を見せてくれるのではないかと期待している。汚染水については、この間書いたように、保存している水量を何らかの方法で減らすしかない。海に流せば日本の漁業は壊滅するし、他国からの批判も大きくなるだろう。混入している放射性物質セシウム半減期は数年から30年程度のようだが、地下水の浸入を減らすと同時に、タンクに保存している水量を減らして、他の地区に移動させる必要のない、また、海に放出する必要のない方策を開発しなければならない。

 小泉環境相がこれからどのような方針を打ち出すかについては、環境省自体のこれまでの対応からして具体的には見えないが、地球環境対応も含めて新機軸を打ち出してほしい。簡単なことではないことは確かだが、日本が生き延びるための環境政策を進展させてくれることを期待している。

 

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