効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■屋根取り付けの太陽光発電

 昨日京都まで近鉄で出かけることがあった。30分、普通は本を読むことが多かったのだが、外の景色が奇麗だったので眺めていて気が付いたのは、新築らしい住宅の屋根にソーラーパネルが取り付けられているのが多いことだ。新築の場合、ソーラー取りつけのコストは全体のコストからみれば小さいので、パネル価格の低下でこの傾向は強まるだろう。

 ヨーロッパで、宇宙衛星からの写真、パネル価格の低下、電気料金の動向を要素にしてソーラーの普及を予測したらしい。それが示しているのは、屋根の総面積はルクセンブルクの国土面積の3倍に匹敵する規模であり、将来ヨーロッパの電力需要の4分の一を供給することになるだろうということだ。EUのローカーボン政策もこれに大きく貢献する。ヨーロッパでは送電系統に不均衡があるのが問題となるが、ソーラーは地元のエネルギーなので、それが必ずしも障害にはならない。特に今後電気自動車が普及すれば、その電池がバッファーとなるからでもある。

 日本でも現在大規模なソーラーは、地域とのフリクションや森林の破壊などを起こしている。これを避ける方策は、既存の建物の屋根にソーラーを取り付けるのを促進する政策を、固定価格買取が終わった後にも創造する必要がある。ヨーロッパでもソーラーの屋根取り付けの進展には国によってむらがある。日本でも地域差はあるだろうが、最近工場の屋根の利用が増えているのは、企業が環境を事業の重要な要素として受け取るようになったからだが、自家消費に加えて、それをほかの事業者に転売することもやりやすくする制度が強化されれば、日本でもソーラーの普及余地はまだまだ残されているはずだ。

 

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