効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■地球を守れの大行進、世界で

 今日は世界中で地球を守れのデモが行われた。その中心になったのは若者。スエーデンの女子高生が一人で始めた訴えが世界に拡大したものだが、最近の異常気象の状況を見ると、自分もそれに参加したい気持ちだ。気候変動の実態が一挙に出てきたようだが、その一番の原因は海水温の上昇だろう。最初は大気の温度が上がり、その温度が世界中の海水温度を上昇させたことが大気の流れに大きな影響を与えたことは確かだ。それは異常気象だけでなく、最近日本の海洋漁業の漁獲量が急激に落ちているのも正に海水温度の上昇の結果だろう。魚の生育海域の温度が上がり、そこから自分の好む温度帯の水域に移動したのだろう。海藻類のように移動できないものはそこで死滅するほかはなく、海産物の出荷量も大幅に少なくなりつつある。新たな漁場や藻場を見つけることができれば、ある程度の回復は出来るかも知れないが、これまでの量を確保できるまでになるとしても長い時間がかかるだろう。

 化石燃料の使用から来るCO2の排出だけでなく、地中からのメタンリークも、永久凍土の融解で増加しているし、海底から出るメタン量も増える。天然ガスの輸送管からのリークもあるのは確実だし、牛のゲップを抑える技術の開発まで行われていると聞くが、全てについて手遅れになっているような気がする。自分はこの世に生きる残された時間が少ないから、地球環境が崩壊する前にあの世に行くのだが、若い世代が地球温暖化抑制に効果的な方策を確立出来なければ、地球上の生物がこれまでのような分布を維持できなくなり、その生物の中には人間も含まれる。地球の温度上昇速度をどこまで抑えることができるか、世界中の知恵を集めて対応策を打たなければならないのだが、国によってその対応にレベル差があるのが現実であるのを見ると、もう残された時間は殆どないようにも思える。