効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

日本の風力発電設置データ

先ほどNEDOからのメール情報で知ったことだが、NEDOが日本における風力発電設備・導入実績を発表している。それによると、2018年3月末時点の設備容量は前年度比4.3%増の約350万kW、設置基数は同2.5%増の2,253基。年度単年度では、設備容量約15万kW、設置基数54基の風力発電設備が導入されている。数値は風力発電設備の廃止・撤去も考慮に入れた合計値だから、現在稼動している設備の全体像が分かる。NEDOは、毎年度、単機出力10kW以上かつ総出力20kW以上の系統連系されている全ての風力発電設備を調査対象として、国内の電力会社からの聞き取り調査をもとに日本国内における風力発電設備・導入実績について各種情報を集計し、公表しているということだ。そこに示されたチャートによると、設置基数も総容量も毎年増加しているのは、ホッとした感じだが、いかんせん絶対数が小さい。少なくともこの2倍は欲しいところだ。付属資料として、海外機と国産機の導入基数の推移(累積)と、日本における都道府県別 風力発電導入量の一覧表(導入量順)があり、海外機の方が多いこと、そして、北海道、青森、秋田に続いて鹿児島が入っているのに興味を惹かれた。また、設置数がゼロのところが10府県もあるのも意外。
これらの内容と数字は、下記のアドレスにアクセスすすると入手できる。この全体資料は初めて見た。
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100984.html?from=nedomail