エネルギー関連のリサーチをしているBloomberg社からの記事によると、トランプ大統領が再度中国からの輸入品に25%の関税をかけることを表明し、それによって米国の太陽光発電業界の株価が急落しているらしい。いわばダブルパンチになるということだ。というのは、最初に太陽光パネルへの課税が決まったのが最初のパンチだが、2ヶ月ほど後に決まる各種の製品への25%課税品目の中に、太陽光発電システムに組み込まれる素材である半導体部品が含まれているからだそうだ。専門家の中には、そのような半導体は中国以外からも輸入されるから大きな影響にはならないとする人もあるようだが、中国からのものの輸入比率は高いから、かなり大きなマイナス効果になることは確かだろう。
ソーラーとは関係ないことだが、部品輸入に関税をかけると、その中に農機具の製造に使われるものもあるらしく、農家にとっては中国が大豆への関税を高くすることとあわせると、収益性が大きく下落するために、共和党の票田でトランプ大統領が支持を失う可能性もあるとも報じられている。実際にどうなるか。