この間からの強風で、網戸が一枚縦糸だけになってしまい、防虫の役割が果たせなくなってしまった。天候が落ち着いたら直そうと思っていたのだが、猛暑の襲来ですぐに取りかかることにした。これもエネルギーの効率的利用に結びつくものだ。空調を稼働させず、窓を開けっ放しにしていれば暑さをしのげるからだ。材料はだいぶ前に仕入れたものが使えることが分かったのでとりかかったが、床の上に置いて始めたためにすぐ腰が痛くなったのには往生し、結局風呂場用の椅子を持ち出して座ったお陰で少し腰は楽になったが、今度は位置替えに時間がかかることになった。皺が寄らないように時間をかけながら張ったので、何とかワイフの及第点を貰えたが、他の破れそうな網戸にまで手を着けるエネルギーは出てこなかった。多少蚊が入ってくるのも、風雅と思えば良い。
小惑星リューグーの周回軌道に入ったはやぶさ2号。詳細な表面調査をしているようだが、地球から約２億８０００万キロ離れたところにある衛星を制御しているのだから驚異的だ。通信、画像、姿勢制御など全てに信号を送っても到着するのに時間がかかり、その確認情報を受信するのも遅くなる。これこそ総合技術の塊だと思う。これからの着陸に成功して表面の岩石を採取して欲しいが、再度飛び上がるという難関が控えている。当事者も祈りの境地に違いない。
