効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

Renewables 2018

REN21、21世紀に向けた再生可能エネルギー政策ネットワーク、という世界をまたぐ組織があり、2005年から毎年、再エネの現状に関するレポートを今頃出している。今年も昨日発行が知らされたので全文をダウンロードしたが、Renewables 2018、Global Status Report、というタイトルの英文で320ページを超えるものだから読みこなすのは大変だ。しかし、図表やグラフで見ることで現状の把握はそれほど難しくはない。要約も準備されている。2016年の時点で、再生可能エネルギーが最終エネルギー消費(電力、熱)に占める割合は10.4%、今後さらに伸びると想定されている。この伸びには地域によって差があるのは当然のことだが、日本はその動きに沿っているとは言えないようだ。世界の太陽光発電の規模は急増中で、風力発電の2倍になっているらしい。それに対してバイオ燃料の伸びははかばかしくないようだ。このレポートはいずれ環境エネルギー政策研究所が抄訳を出すだろう。エネルギーについて考えるときにREN21の資料を参照することは多い。ホームページは http://www.ren21.net/