効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

水の自給率

日本ではエネルギーの自給率が安全保障の要とされているが、シンガポールではエネルギーだけでなく水もマレーシアに依存している。エネルギーについては、マレーシアから天然ガスがパイプラインで送られているが、貿易国として他の国から石油などを輸入することができるために、危機的な状況にはなりにくい。しかし、国内で消費する水を全量マレーシアから輸入していることは、すぐに代替する方策がないところから、海水から淡水を得る方策の開発に努力してきた。そして、28日、国内で3番目の海水淡水化施設が開業したと報じられているが、下水の処理施設も合わせて、併用でシンガポールの水の自給率は70%まで高まったということだ。新施設ができたのは同国西部の産業地区トゥアス。1日に真水をつくる能力は13万6000立方メートル。既に05年、13年に開業した2つの淡水化施設が水道当局に供給している。新施設の開業で、淡水化施設の能力は合計59万立方メートルとなり、同国の需要の30%に達した。加えて、RO膜技術で下水を飲み水に再生する「ニューウオーター」施設が国内5カ所にあり、こちらは需要の40%の水を作り出している。この水処理技術には日本の技術がかなり貢献しているはずだ。日本では湯水のようにという表現のように、水は有り余るのだが、その輸出は難しいだろう。神戸港で水を補う船が多いそうだが、良質で長持ちするからだそうだ。これは輸出だろうか。水については他の国、例えばサウジアラビアでも日本の海水淡水化膜が活躍している。水はあっても飲み水がないところは多い。