効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

奈良のスマート・インターチェンジ

今日の奈良新聞に、西名阪自動車道に新しく設置されたスマート・インターチェンジ(IC)の利用者数が予想を超えて好調だという記事が出ていた。高速道路に入るところにある昔からの関所には、ETCを使うゲートの他に、人が出入りを管理し料金を徴収するゲートがある。だが、人件費もかかるし、管理費も大きくなる。そこで、従来型のICの中間辺りにETC専用のゲートを配置する件数が増えている。これはスマートICと呼ばれる。ETC専用といっても設備投資がかかるから、そこを出入りする車が多くならないとコストの回収も難しくなるが、その需要予測は難しい。
今回の記事では、大和まほろスマートICの内名古屋側の出入り口が昨年7月4日に開通しており、平成25年度末には大阪側出入り口も開通する予定となっているそうだ。大都市圏に比べればETCの普及も高くはないが、このゲートができたことでETCの利用を始めた人もあるのではないか。利用台数は伸びていて、昨年12月には平日1日あたり600台の予想をはるかに上回る約960台の利用があったという。大型車の利用が約4割と多く、昭和工業団地などに関わる車の利用が多いようだ。来年度には多くの車がここを利用するようになるだろう。平城宮跡唐招提寺薬師寺など奈良市周辺への観光アクセスの起点としても期待されているという。
このようなスマートICが消費する電力を自然エネルギーからのものを利用するのも可能ではないかと考えている。それには規制との関わりもあるようで、障壁を取り除くことも必要だと聞いている。