効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

人工衛星イプシロンの打ち上げ

宇宙航空研究開発機構JAXA)が今日、これまでと発想を変えた新型の小型ロケット、イプシロン、の打ち上げを計画していたが失敗した。何らかの不具合で点火しなかったという。木星などを観測する衛星「スプリントA」を運ぶことになっていた。全長24メートルの3段方式で、ロケット側に組み込んだ人工知能とインターネットでつないだ完成質のパソコンを連携させて、打ち上げ時の点検作業を自動化したことにより、これまで100人がかりで42日間かかっていた作業期間が最低2人で7日間の期間で済むという。これによって打ち上げコストを大きく引き下げることができるようになる。2017年以降の量産機では、従来の半分以下の30億円で打ち上げることが目標となっていたが、打ち上げできなかったのは残念なことだ。だが、点火されて上昇してから爆発するなどしたのではないのだから、今度はうまく打ち上げてほしい。打ち上げロケットは普通液体酸素と水素を燃料にするが、このロケットは固体の火薬を使って打ち上げるという点で、世界をリードしていると聞くだけに、実に残念なことだ。次回の成功を期待している。