効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

透けて見える太陽光パネル

薄膜シリコン(Si)型太陽電池にスリットを入れることで、開口率を10〜20%確保する太陽光パネルをシャープが開発商品化した。ガラス建材がわりに使える建材一体型。スリット部分は発電しないため、一般的な太陽電池モジュールに比べてモジュール変換効率は下がるが、カーテンウオールや手すり面などを発電に活用しながら、採光や眺望も確保できるし、パネルの取付自由度が大きく上がることになる。カーテンウオールでの利用を想定したタイプのものは、開口率20%で最大出力は66W。1枚のパネルの重さは約28kg。ベランダの手すりに使えるタイプのものもあり、これは高層マンションに設置できるだけの強度もある。この新製品がシャープのどん底経営を多少でも押し上げる効果を出せれば良いのだが。1平方メートル当たり20万円から25万円前後。今回はマンションなどに向けた製品をそろえたが、今後は戸建て住宅向け製品の開発も視野に入れるとしている。世界市場を狙える製品に育ててほしいものだ。