効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

昨日へのコメントをいただいた

昨日アイドリングストップ対応の蓄電池について書いたことにコメントいただいた。セルモーターをエンジン再起動のときに回すのに大きな電流が流れるのに、キャパシタがあると教えて貰った。原理的には使えるはずだとは思っていたが、蓄電量が最近の技術開発で大きくなっているのを知らなかった。自動車関連の情報でもあまり見たことがなかったのだが、今年からキャパシターを搭載する車があるとのこと。電流の大きさが短時間に大きく変わるのを吸収するのにはキャパシターが有効で、太陽電池などに取り付けるのが普及するのかもしれないが、それだけコストが上がるので、系統側で変動を吸収し、そのコストを負担する方が安いかも知れないとも思っていた。これまで電力会社の一方的な押しつけで、需要サイドがコスト負担をするのが殆どだったが、今後は少し変わるかも知れない。
エンジン再稼働時の排気ガスについては、なるほどだ。それでなくても大気汚染がある交通量の多い交差点で、停まっている車の多くがアイドリングストップして、信号が青になったからと一斉にエンジンを掛けたら、排気ガスによる汚染が大きくなるのは確かだろう。電気自動車であればこの心配は全くないのだが、従来型のエンジンであれば、いくら浄化用の触媒が機能していたとしても、浄化機能は大きく落ちるはず。地球環境保全のために行うことを推奨されているアイドリングストップが、周辺住民に大きな健康被害を与えないとも限らない。自動車メーカーはどのように考えているのだろうか。停車時間が長くなりそうなときにはやっていた自分も、アイドリングストップにどう対応するかを再考しなければなるまい。