効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

家と店で電力融通

埼玉県と越谷市積水ハウス東芝などの民間企業と連携して、越谷市スマートハウスのモデル街区をつくる方針だという。太陽光発電パネルなどを備えたスマートハウスのモデルハウスと店舗を設け、電力を相互に融通し合うシステムを構築するそうだから、これからの地域開発のモデルになるかも知れない。この記事を読んだときに、融通する電力を電力会社の系統に流すのかと思ったが、そうではなく、新しく電力網を作るようだ。電力会社からの電力を街区で一括して受電し、街区内でマイクログリッドを構築するとあるから、新しく街区が作られるので可能になったのだと思う。太陽光発電燃料電池、蓄電池が設置されるそうだから、いっそのこと直流給電の実証をしたらどうだろうとも思った。ここに設置される分散電源の容量を少し大きくすれば、ほとんど系統から独立した電力供給ができる。課題は発電コストだろうが、これはこれからそう遠くない時期に現在の電力価格と対抗できるものになるだろう。そして、電力会社からの電力が停まっても大丈夫ということになれば、その価値を入れたコストとして少し高くなるのは受け入れられるかも知れない。興味あるプロジェクトだ。