効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

英国イングランド地域の干ばつ

イングランド地方がここ30年来最悪の干ばつに襲われている。一方スコットランド地方は雨続きだそうだ。この干ばつによって、テームズ川などの水量も大きく減り、水の利用制限も始められている。今の間に水を貯めておかないと、夏になると川が干上がり、魚の生存も難しくなるという。もし雨が降らなければ、この春から水まきホースの使用が禁止されることになりそうだ。河川に酸素吹き込みをして魚の保護をしようとするプロジェクトも始まったという。また、電極を川に突っ込んで魚に電気ショックを与えて気絶させ、浮き上がったのを集めて水がまだ多いところに移動させることも行われている。1976年に厳しい干ばつがあったそうだが、それを上回るものとなりそうだ。農家が受ける被害も大きい。灌漑用水がなくなりつつあるからだ。政府の対応策が遅すぎるという批判の声も大きくなっている。ここで心配されるようになっているのがこの夏ロンドンで開催される予定のオリンピックだ。サッカー場などの芝生にまく水も制限される可能性もあるからだ。英国民は地球環境の変化を実感しているに違いない。