効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

飛行機の機体に太陽電池

今日は午前中に東京タワーの直下にある機械振興会館の会議室で「スマートメーター」に関する90分の講演を済ませ、昼食後羽田空港に向かった。鳥取で明日仕事が午前中からあるからだ。久しぶりにANAに乗ることになった。JALが路線を持っていないからだ。飛行機は満席だった。浜松町からのモノレールに快速急行があるのを初めて知った。新幹線ばかり使うのでどうもお上りさんになったようだ。国際空港化に向けて準備が始まっているのかもしれない。
空港の待合室で飛行機を眺めていて、機体の表面に太陽電池を貼り付けて飛ぶ飛行機のことを前に書いたことがあるのを思い出した。それに促されたように、昨日話し合いをした人が渡してくれた球状シリコンを利用した薄くて可撓性の高い、ということは飛行機の機体のように丸みを帯びた表面にも取り付けることができる太陽電池パネルの見本がバッグの中に入っていることも思い出した。これを利用する分野として飛行機の機体があるのではないかなどと考え始めたのだ。実際に取り付けるにはクリアーすべき課題はいくらでもあるだろう。もちろん重量は軽くなければならない。機体としての強度も必要。もし機材の一部に組み込まれて機体強度が増すものであれば言うことはない。飛行中の気流との摩擦が大きければ速度に影響するし、高速の気流による摩擦熱が高ければ発電効率にも影響するだろう。面白いかなと思ったのは、昼間の飛行であれば雲の上に出てしまえば太陽はいつも照っているということだ。米国西海岸から日本に飛ぶときには、ほとんどの行程で太陽が見える。
発電された電気は蓄電して補助電源とするような利用を考えれば、応用範囲はあるだろう。これもこのベンチャーが開発した24ボルト5000ファラッドという大容量キャパシターを使えば、蓄電池代わりになりながら極めて軽くなる。こんなことを考えていたら、早めに着いていたのにすぐ搭乗時間になっていた。
鳥取は曇り。風が少し強かったがアナウンスでは8℃だったから、この季節とすれば温かいのだろう。