効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大阪ガスが海外のSOFCをテスト

今朝メールを開けて驚いた。オーストラリアのCeramic Fuel Cells社からの情報メールが入っていて、同社のBlue-Genという商品名のSOFC(固体酸化物型燃料電池)一基を三井物産が窓口になって大阪ガスへ販売し、大阪ガスの実験設備で実証試験を行うという内容だった。いままで大阪ガスは京セラとSOFCの開発を続け、トヨタとアイシンが途中で参加している。ずっとこのチームで開発を続けるのだと思っていたのだが、海外開発のものも対象になったのだ。
Blue-Genは定格2キロワット。最高発電効率60%(多分LHV)。排熱回収を入れると85%になると紹介されている。大きさは皿洗い機ほどの大きさだという。欧州の場合台所に設置する湯沸かし器と同じ扱いをするケースもあるから、屋内設置を念頭に置いた設計なのかもしれない。これまで欧州のドイツ、オランダ、スイスから発注を受けていて、確かドイツに量産工場を建設中だと聞いていた。日本のガス給湯器メーカー、パロマにも納入して試験中だということで、パロマに問い合わせをしたがなしのつぶてだった。パロマ大阪ガスとの関係が深いから、これまでの運転データが渡され、テストしようということになったのかもしれない。テストをして結果が良ければ、大阪ガスパロマ、Ceramic Fuel Cellsで合弁会社を日本で作ると、NEDOの実証試験にも参加できるかもしれない。どのような動きになるか、興味津々。今週中に大阪ガスがこの件についてプレス発表をするのかどうかも楽しみだ。