効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

リサイクル

家電販売店に家庭用コピー機のトナーを買いに行った。普通は自転車で行くのだが、食材などを買うこともあったので自動車で出かけたら、年末の日曜日で大混雑。まず入場するのに時間がかかった。トナーを置いてある棚へいったら、リサイクルされたトナーカートリッジが展示されていた。最初それはコピー機のメーカーが出しているのだと思って籠に入れようとして箱にかいてある説明を見てはてなと思った。メーカーの認定を受けているものではありませんとある。自分たちも使い終わったカートリッジは電気店に返すことにしているから、それを集めてトナーを再充填して調整したもののようだ。本来のコピー機のメーカーは全く関与しないで再生されたものだと分かった。やはり純正品が良いなと思ってリサイクルされたトナーカートリッジを棚に戻して支払の列に入ったが、再度思い直してもとに戻ってリサイクル品に取り替えた。値段が安いというのも魅力ではあったが、リサイクルされたものがどのような使い勝手かを知りたいという気持ちになったからだ。コピーの品質が純正品に比べて明らかに劣る可能性もあってお金を無駄にするかもしれないが、もし殆ど変わりがなければこれからもこれを選びたいと思ったのだ。
そこで思ったのだが、このコピー機のメーカーは環境対応で先進的だと言われているメーカーだ。ここがどうして自らカートリッジのリサイクルをしないのだろうか。純正品の方が利益率は高いかもしれないが、資源の再生を社会に定着させる行動を率先すれば、そのメーカーのCSR(企業の社会的責任)をさらに高めることになるはずだ。再生品を使っても利益率がそれほど変わらないようなシステムも作れるのではないか。事務用のコピー機で回収した部品を再利用しているところもあるのだから、それと同じことがなぜできないのだろうか。これはインクジェットプリンターのインクカートリッジにも同じことが言える。消費者から見れば本来のメーカーがリサイクル品を再調整して保証すれば、商品として定着するはずだと思うのだが。