効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

リン資源

リン鉱石の輸入がタイトになり、価格が上がっているそうだ。もともと鳥の糞が堆積したものが鉱石として輸入されていると聞いたことがあるが、その資源の採掘が難しくなり、原産地が輸出に制限をかけているらしい。そうなると、リン肥料などの製造にも支障が出るし、当然のことながら価格も上がる。
一方、国内で飼育されている鶏の糞を処理するのが、難しくなっている。養鶏場には多数の鶏が一カ所に集められて飼われているため、大量の糞を適切に処理しなければ、廃棄物としての処理にならざるを得ない。いままでは、堆肥になるのが多かったのだが、それでは処理しきれないために、炭化して土地改良材にしたり燃料にしたりしているが、それでも処理が十分には行かないようだ。
ところが、鶏の糞にはリン成分が多量に含まれているそうだ。このリンをうまく回収することができれば、リン資源の不足にも対応できるかもしれない。鶏糞をガス化してメタンにして燃料化するのはリンがあるために難しいそうだが、そのリンを資源として回収する技術が確立されれば、日本の資源問題の一部が解決されるかもしれない。
誰か良い知恵を持っていないだろうか。