効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

四川省の大地震

四川省の大地震で亡くなった人の数はまだまだ増えるだろう。ご冥福を祈るばかりだ。おそらく一家全滅のケースも沢山あるだろうし、子どもだけが残されたことも多いだろう。一方、死者のこともあるが、残された人たちが一日も早く日常生活を取り戻せるようになってほしい。
そこで必要なのは、まず水、それから電力供給だろう。新聞にはあまりエネルギー供給について出ていないが、この辺りの電力供給網はずたずたになっているはずだ。このような時に、大型のトラックに発電機を乗せた移動可能なミニ発電所があれば、病院などを優先して電力供給をすることもできる。停電が日本などより多い米国では、このような移動可能発電所を沢山保有して、安定した電力供給を求める企業の要請に応えて出動するビジネスがあるらしい。このような設備がある程度の数揃っていれば、大規模災害の時に極めて有効なものとなるだろう。日本でも緊急時に電力を供給する移動発電所が準備されているのかどうか知らないが、数十キロワット単位の設備がトレーラーに積まれたものが各県に常設されていれば、地震や台風といった災害時に力を発揮するのではないか。太陽光発電とのハイブリッドも考えられる。この場合、太陽電池の出力規模場は数キロワットにしかならないだろうが、エンジン発電機や蓄電池との組み合わせをすれば夜間でも使える。太陽電池を使った常設の非常電源としてこのような設備はあるようだが、移動可能にしてやればいろいろな使い方ができるだろう。日本の場合各県に1台あれば、災害地に向かって数十台を集めることができることになる。素人考えかしら。