効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■バイオマス燃料「ソルガム」

出光興産などが火力発電の燃料向けにイネ科の植物「ソルガム」の栽培に乗り出していると報じられている。限られた敷地で大量に収穫できる点が特長だそうだが、バイオマス発電大手のイーレックスは2021年からベトナムで試験的に栽培している。環境負荷が小さく、低コストで安定調達できる。

出光はオーストラリア北東部にある石炭鉱山の遊休地でソルガムの栽培を始めた。0.25ヘクタールの敷地に東京大学が開発した17品種を植え、収量や発熱量を検証する。出光は高さ3~8メートルに成長する品種を育て、1ヘクタールあたり200~300トンの収穫を見込む。26年にも豪州で商業生産を始める計画。ソルガムはアフリカ原産の植物で「コーリャン」や「モロコシ」とも呼ぶ。家畜のエサに使う品種もある。乾燥に強い一年草で生育が早く、年3~4回収穫できる。温暖で日射量の多い豪州は栽培に向く。木質ペレットではないバイオマス燃料になる。

イーレックスベトナムソルガム栽培からバイオマス発電まで一貫して手がける体制構築を進めている。35年までにベトナムバイオマス発電所を20基以上新設する計画だ。発電所周辺の圃場から稲わらやサトウキビの搾りかすを調達しており、ソルガムの活用も模索する。

出光の場合、これを石炭火力に混焼するようだが、世界的な方向としては石炭火力をできる限り早く使用を停止することになっているが、日本だけ石炭火力を温存するのに加担することになる。それが望ましいことかどうか。イーレックスバイオマス発電だからこの問題はなさそうだ。

 

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