効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■米の大干ばつが深刻化

米南西部が「メガドラウト」(Mega Drought)と呼ばれる長く続く大規模な干ばつに見舞われており、2大貯水池の水位が記録的水準に低下している。政府は7州の水と電力の供給を守るため、前例のない対応を余儀なくされている。すでに深刻な水不足に悩まされている何百万人もの米国民が、今度は停電の可能性に直面している。水力発電の電力供給が逼迫するなか、熱波でエネルギー需要が高まるためだ。米電力規制当局は5月、干ばつで水力発電の供給が抑制されていることを一因に、国内の広い範囲で停電が発生する恐れがあると警鐘を鳴らした。米政府の気候科学者は、国の半分以上が干ばつ状態にあると指摘している。別の研究によると、南西部の州を襲う干ばつは人間活動の影響で深刻化し、この地域に過去1200年で最悪の被害をもたらすとみられている。

これは報道記事の抜粋だが、人間活動の影響で深刻化しているとする人間活動でもっとも影響を与えているのは何だろうか。気候保護団体、ウエスタン・リソース・アドボケイツのプログラムディレクター、バート・ミラー氏の推計によると、コロラド川の水に依存する米国民は1400万人にのぼる一方、川の水を灌漑(かんがい)に利用する農地は約500万エーカー(約2万平方キロメートル)に及ぶ。「私たちが歩んでいるのは危うい道だと、ますます多くの人が理解し始めている」という。広範な地域で水力発電がフル稼働できなくなっているようだ。人間活動の影響で重要なのは、化石燃料の利用だと思うが、化石燃料の生産量の多い、そして消費量も多いアメリカで、これが回り回って降水量を大きく減少させている。自業自得とも言えるものだ。コロラド川流域のネバダ州、アリゾナ州カリフォルニア州はいずれも、水の消費量を制限する取り組みを強化している。ネバダ州最大の都市ラスベガスでは、水やりが必要な芝生の量を減らすため、ゴルフ場の面積を規制するなどの制限が導入されている。アリゾナ州の一部の農家も、灌漑に利用できる水の量が制限されている。

日本は逆に降水量が急増する可能性がある。洪水や山崩れなどが最近よく発生しているが、アメリカの現状を見ると、一時的なものではないように思える。地球規模の減少に伴うものだから、手の打ちようがない。今からでは気候変動抑制は出来ないのかも知れない。

 

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