効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■稀少資源の再生利用

一度使ったものを捨ててしまうことが多いが、その中に稀少金属などが含まれていて、その回収利用に大きなコストもかからないものもある。その情報が利用者に十分伝達されていなければ、単なるゴミとして捨てられてしまう。市が行っているゴミ収集でも、収集車からのものを分別なしに高温の炉に放り込むのが現実。プラスチックごみや瓶、缶などでは回収利用も行われているようだが、それによってとトータルでのエネルギー(電力、熱)消費が削減される事になる場合が多いようだ。

これとは範疇の違うものだが、不純物を大量に含むアルミニウムのスクラップから、少ないエネルギーで純度の高いアルミニウムに再生できる技術を開発したと、東北大などの研究チームが発表したと報じられている。アルミニウム1キロを精製するのに必要なエネルギーは鉱石から新たに地金を製造するときの半分以下で済み、リサイクルを重ねるたびに品質が低下する問題も回避できるという。

軽くて加工しやすいアルミニウムは、自動車や航空機の部品などとして広く用いられている。リサイクル率は高いが、一般に使われるアルミ製品はシリコンや銅などを含む合金のため、再生を繰り返すたびに他の元素が蓄積して質が低下するらしい。チームによると、これまではアルミニウムのスクラップを溶かして精製するのが常識と考えられてきたが、チームは、固体のままの廃アルミニウムを陽極、純アルミニウムを陰極として電気分解する手法を開発。アルミニウムイオンだけが陰極に移行して、純度の高いアルミニウムを回収することに成功したとのこと。これまでの方法では難しかったシリコンなどの不純物を分離でき、アルミニウムの純度を90・2%から99・9%に高めるアップグレードリサイクルが可能になったという。新技術によって、活用できないアルミニウムが世界中で大量発生するという問題を回避できる可能性が高いというが、電解質には何を使うのだろうか。その物質が特殊なものであれば、普及させるのが難しくなる。

 

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