効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■太陽光発電の設置義務化

東京都は、戸建て住宅を含む都内の新築建物に、太陽光パネル設置を義務付ける方針を固めたと報じられている。有識者らで構成する都環境審議会が24日、義務化を求める中間答申をまとめた。都はパブリックコメント(意見公募)などを経て、年度内にも関連条例を改正する。

中間答申によると、設置義務は建築主ではなく、住宅メーカーなど施工者側に課す。建て売りか注文住宅かを問わず、大規模マンションなども義務化の対象とする。取り組みが不十分な事業者には、指導や勧告、事業者名の公表などペナルティーも検討する。

最初記事のタイトルを見たときには、建築主への義務づけだと思った。カリフォルニア州の一部でもそれが実施されているからだ。施工業者から見れば全体の建物コストが上がるから迷惑な条例になるだろう。

零細の工務店などに配慮し、義務化の対象は、年間の施工や供給実績が延べ床面積2万平方メートル以上の事業者に限る。また、建築主がパネル設置を拒否するケースも想定し、義務として施工者側に課すのは年間に手がける総戸数の85%以上を目安とする。この方式だと、大手事業者でも義務逃れに走る業者も出るだろう。新築住宅への太陽光パネルの設置義務化は政府も検討したが、住宅価格が高騰して購入できない人が出てくるなどの懸念から実現に至っていない。

新築よりも既築の屋根面積の方が多いのだから、既築建物の屋根にパネルを設置する方向の誘導策が出来ないだろうか。取り付け済みの建物との釣り合いが難しいかも知れないが、双方に魅力となる方式を考え出して欲しい。屋根のスペースが貴重な電源になることは確かなのだから、再エネ増強には有効な物件だ。知恵を絞る時期に来ている。東京都の動きがそのきっかけとなれば良いが。

自宅は瓦屋根だから、太陽光パネルを載せると風情がなくなるから、優遇策があっても取付のつもりはない。そのような住宅も多いだろうから、住宅は流れに任せ、ビルなどへの設置の義務づけから始める方が望ましい。

 

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