ロシアがウクライナに攻め込んだことにより、世界的なエネルギー供給と食糧供給が大幅に減少するようになり、各国の物価が急上昇しつつある。ウクライナが小麦の産地であることから、インドは自国産の小麦の輸出を止めてしまった。インドの国内物価の上昇を少しでも抑制するためだ。ガーディアンが報じているが、今週英国が公式に発表したインフレ率が6%を超えたようだ。1990年代のスランプの時代に戻るとしているが、これよりも日本の方が厳しい経済状況に突入するのではないだろうか。
昔は円安になるのは日本にとって輸出国際価格を引き下げるために好条件だったが、現時点では原材料をほとんど輸入に依存しているために、全ての製品価格が上がり、また、原材料の確保も難しくなっているために、昔のように輸出を押し上げる効果がなくなっている。賃金の上昇も僅かとなり、社会全体が苦境に入り込んでしまったが、この状況がここ当分改善することを期待できないだろう。
英国銀行は、この夏が終わる頃までに、インフレ率は10%を超えると予測している。英国は自前のエネルギーを持っているが、エネルギーの殆ど全てを輸入に依存している日本は、エネルギー価格の上昇をもろに受けて、これまでに経験したことのない不況に陥る可能性が高い。
昨日は、沖縄返還後50年の記念日だったが、それを喜ぶ気分にはなりにくい。
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