効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

燃料電池EXPO2018

東京ビッグサイトで開催されているスマートウイークEXPO2018へ足を運び、丸一日を過ごしたが、2005年に燃料電池EXPOとして始まった頃にはそれほど人が集まっていなかったと思う。だが今回は朝の申し込みに長蛇の列。イギリスが来た客の世話をして申し込みをするだけでかなりの時間を使ってしまった。燃料電池関連の展示会場も充実しており、商品化された、あるいはその一歩手前の現物も展示されていて、歩き回って飽きることがなかった。今回気が付いたことは、韓国の展示コーナーが昨年より大幅に増えていると言うことだ。尋ねてみたら、韓国政府の大きな支援があるようだし、韓国電力もサポートしているらしい。基本技術をどこまで自分で開発したか分からないが、日本の技術に依存していないことは確かなようだ。セミナーにも参加して日、米、欧の現況について話を聞いたが、米国の話の中心は分散発電ではなく、フォークリフトへの水素燃料電池利用の将来に力点が入っていた。SOFCやMCFCの中規模発電には全く触れなかったということは、米国にとってそれほど重要なことではないと言うことかも知れない。まだ蓄電池などの動向も知りたいが、棒になった足をいたわる必要があろう。