効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

屋根用のタイル形式太陽電池

住宅の屋根に太陽電池を取り付けると、建物の外観が損なわれることが多い。特に日本の瓦屋根に取り付けられると、日本家屋の特質である優美さが失われる。自宅も瓦屋根を使っているので、何度か取り付けを勧められたが断ってきた。屋根が他の形式のものに比べて損傷を受けやすいと言うこともある。最近の展示場などではその問題を解決しようとする努力が見られるが、瓦形式の太陽光パネルは残念ながらまだないようだ。
実現は時間の問題だと思ってもいたのだが、テスラモーターのCEOであるイーロン・マスク氏が、最近、同社が買収しようとしているソーラーシティー社と共同で、ガラスを素材として、屋根となる素材そっくりなものを作り出したと発表している。コストや変換効率などの詳細は分からないが、これを伝えた記事によると、そのスタイルにはスレートやテクスチャースタイルなど4つあり、マスク氏によると、これを付けた家の屋根は、従来のものよりデザインが優れているとし、その模型も展示されていたらしい。これまでの屋根との違和感は全くなかったそうだ。この生産は来年の中頃に開始されるとのこと。同じ発想で日本瓦に薄い太陽電池を貼り付けたものが早く開発されないかと思っている。この場合、屋根全体が発電することになるため、住宅のデザインもそれに沿って変わることになるかもしれない。