効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

パワー半導体

パワー半導体は大きいもの小さいもの、電気関係設備のあらゆる所に使われている。ダイセルが省エネを担う中核部品のパワー半導体の導電性を3割高められる材料を開発した。基板に細かい金属製回路を印刷する際に用いる有機溶剤で、樹脂を混ぜずに使えるため電気の抵抗を減らせる。省エネ性が高まるため、半導体の小型化にもつながるという。3月までに国内に試験プラントを建設し年産数百キログラムの体制を整える。同社によると半導体向けで樹脂を使わない溶剤は珍しいということだ。導電性が高まるということは、電気が流れるときの抵抗が小さくなるのだから、それが3割高まるというのは、これが広範に使われているものだけに、大小の電気機器のエネルギー消費効率の向上に貢献する度合いは極めて大きいと言えるだろう。パワー半導体が扱う電力量も応用分野が拡大するとともに増大しているから、この開発の蓄積効果は大きいと思う。