効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

イタリアの太陽光発電

2015年にイタリアの太陽光発電は、全電力需要の7.8%を賄ったということだ。まだ暫定数字で修正される可能性はあるが、大きな差は出ないとされている。この数字は、前年の13%増に相当する。イタリアの再生可能エネルギーによる発電量は、水力、太陽、風力、地熱で全体の28.5%を占めている。イタリアでは固定価格買取制度が2013年の7月に終了しているのだが、これだけ太陽光発電を推進しているのはネットメータリングだろうと推測されている。これは、太陽光発電からの電気を系統に流し、その分メーターを逆転させるという方式だが、イタリアでの施策の詳細は分からないが、ネットメータリングの対象が、200kWから500kWに上げられたことも普及を促進しているようだ。イタリアの電力料金はヨーロッパでもっとも高いために、太陽光発電の有利性が発揮されている。蓄電池との併用も進んでいるが、今のところではネットメータリングが仮想蓄電池の役割を果たしており、主要な推進力だと想定されている。