効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

今日出席したセミナー

今日午後、大阪の梅田スカイビルで開催された「エネルギー使用合理化シンポジウム関西」に出席。大きなホールが一杯で、映像を映す幕も追加であるような状況なのに驚いた。近畿経産局の主催だからこれほどの人が集まるとは予想していなかった。前の方に席を見つけるのに少なからず苦労した。いわゆる省エネルギー、自分がいう効エネルギーを企業や事業者がどのように行っているかについての事例を紹介するものだったが、日頃、効エネは事業性がなければ進展しないという持論を話しているのをきっちり裏付けてくれるものだった。特に参考になったのは、大阪ガス行動観察研究所のサポートで行われた同社の事業所のエネルギー効率向上策だ。外勤の職員と内勤の職員では、空調の感じ方が大きく違うために、どのような温度管理をすれば良いかを中心に検討したものだが、その中に、暑い夏には、外勤者が入る小さな部屋を準備して、ほてった体を内部の空調に馴染ませるということまで実施したというのには感嘆した。また、大手前病院の取り組みでは、電力の使い方に加えて熱の利用についても調査し、職員も巻き込んでエネルギーコストを大きく引き下げたという実績も教えてもらった。このような事例は、自分が話をするときにも実例として紹介できるものだ。大手前病院の場合には、コージェネの増設という投資までしている。普通の病院ではなかなか踏み切れないことだろうが、きっちりしたデータ分析によって支えられた提案が実を結んだということができる。分厚い資料を貰ったが、利用できる内容だ。明日は東京でコージェネレーションのシンポジウムに参加するが、同様な実のある話があることを期待している。