効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■気候変動を身近に感じる昨今

ここ1~2年の極端な温度変化で電力供給に支障を来している米国は、気候変動を具体的に感じさせる事例だろう。この2月に大寒波がテキサス州を襲い、電力需要が急増する中で発電所が凍り付いて停止したために広域大停電が起き、100人以上の人が命をなくしている。そして今、米西部での熱波によって電力供給にリスクが生じている。オレゴン州では山火事の影響で地域を支える送電線の一部が停止した。ネバダ州ラスベガスでは10日に47.2度と史上最高の気温を記録し、電力事業は広域停電を起こさないように節電を広く呼びかけている。高温による死者も続出しているという。カリフォルニア州の送電網を管理するカリフォルニア独立系統運用機関(ISO)は電力需給の逼迫を受け、9日に計画停電の一歩手前となる電力網の緊急事態(ステージ2)を宣言した。同州では昨年8月には高温に起因する山火事で、一部の地域が停電している。

日本の多くの地域でいま起きている水害や山地の崩落なども、滅多に起きることのなかった線状降水帯が多くの地域で発生したのが原因だとされるが、これも気候変動が原因であることは間違いないだろう。報道にはあまり出てこないが、大雨による災害に見舞われた地域には、停電が続いているところも多いだろう。この状況の中でオリンピック・パラリンピックが開催されることが決まったが、屋外競技者にとって過酷な気温条件となる可能性が高くならないかが気になっている。試合中に熱中症になって命に関わるダメージを受ける競技者が出ないことを願うばかりだ。

 

 

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