効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■EV世界市場の将来

調査会社の富士経済は2035年に電気自動車(EV)の世界市場が20年比11倍の2418万台に拡大するとの予測をまとめたと報じられている。特に欧州や中国で大きく伸びる見通しで、特に欧州や中国で大きく伸びる見通しだ。

欧州連合EU)はハイブリッド車(HV)を含むガソリン車など内燃機関車の新車販売について、35年に事実上禁止する方針を打ち出している。中国は9.2倍の936万台と予測する。上汽通用五菱汽車などが低価格のEVを国内市場に投入しており、さらなる市場の拡大が見込まれる。

また、HVは5.1倍の1359万台、プラグインハイブリッド車(PHV)は11.9倍の1142万台になると予測する。PHVは環境規制の厳しい欧州や中国が市場をけん引するとみている。HVとPHVについては、欧州地域の環境規制が強くなることから、ガソリンも使うHV車への風当たりは強くなり、ここで予想されるほどは伸びないのではないかという感じもする。

ここでの課題はEVに使われる蓄電池のリサイクルがどのような形で行われるかだ。蓄電池の開発が進むと、いろいろな特性のものが使われ、素材も多様化する。これがうまく市場内で循環しなければ、廃棄物となる蓄電池も出るだろう。リサイクルにコストがかかるために、余計な物扱いされる物も出るのではないか。

一方、分散型電源としての重要性は高まるだろう。昨日書いたデマンドレスポンスへの応用も大きく伸びるだろう。全てのEVが情報ネットで結ばれ、変動性の再エネの制御にも使われるだろう。自動車は常に走っているのではないからだし、自家用はほとんどの時間停止していると考えても良いくらいだから、重要な電源としてVPP(仮想発電所)の一部にもなるだろう。

 

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作り

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