効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■エネファームType-SでVPP実証

大阪ガスが自社管内の需要家に設置されている家庭用燃料電池エネファームType-S(700ワット)約3,600台をネットワークで繋いでVPP(仮想発電所)の実証試験をするということだ。この燃料電池は京セラ製の固体酸化物電解質を使っていて、高温で作動するために発電効率が高い。実証期間が2021年7月~2022年2月(予定)となっていて、電力系統安定化のための調整力供出の技術検証、系統の需給状況に応じた出力制御の技術検証、太陽光発電所のインバランス回避の技術検証だとしている。

このVPPは、数は多いが出力が同じもので、それぞれの特性も同じだから、やりやすいとは言えるだろうが、取り付け先需要家の合意をこの数だけ取り付けなくてはならず、取り付け先の電力消費の状況にも合わせた出力制御をしなくてはならないし、その内容によってその取り付け先への利用に対する謝礼にも差をつけなければならないから、きめ細かい気の使い方が必要となる。太陽光発電が取り付けられているところには、その出力変動もこみにして制御する必要もあるかもしれない。

大阪ガスはメガソーラーも運用しているし、発電設備も幾つか運用しているから、それらも統合して最大のメリットが出るような制御をする必要がある。そして、その実績に対して、系統運用事業者から対価を貰えるほどのものでなくては、VPPにする意味もなくなる。この成果は是非公開してほしいものだ。

 

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作り

のご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form