効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

英国から友人来訪

午後3時、大和西大寺まで出かけた。久しぶりに日本を訪れた英国人の友人が日本の燃料電池市場について情報交換をするためにやってきたからだ。彼がいま狙っているのは、英国の燃料電池ベンチャー、セレスパワーが固体酸化物電解質燃料電池の商品開発を諦めて、パテントなどのライセンス事業に経営の方向を切り替えたのに対して、日本の燃料電池メーカーとの事業仲介をしようとすることだ。まだセレスパワーから仲介事業を依頼されたわけではないが、ライセンスに興味を持ちそうな日本企業の動きや、日本政府の補助金政策、販売事業者のブランド戦略情報などをこちらから入手したいのだ。この前に来たときに比べると、日本政府が燃料電池の普及に向けて極めて積極的になったことが大きな違いだ。日本の燃料電池が家庭用規模に留まっている状況には変化はないとは言え、業務用の商品開発に力が入り始めたことは確かだから、彼の仲介事業が具体化する可能性はゼロではない。幾つか日本のメーカーともコンタクトしているようだが、今のところは足踏み状態のようだ。今日夕方には英国に帰ることになっていて、話をする時間も1時間弱と慌ただしかったが、短時間でも英語だけで意思疎通するのには疲れた。