効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

翼のない飛行機

数日前に航空力学から見ると飛べないはずの翼を持つアブが現実には平気な顔をして飛んでいることを書いた。これはなるほどと思っただけだったが、翼のない飛行機を日本人が発明したと知って驚嘆した。すでに報道もされていたようだが自分は知らなかったのを、昨日話をしたロサンゼルスから東京に居を移された友人から教えて貰った。話で聞いただけではよく分からなかったが、追っかけてその情報が入っているURLをメールで教えてくれたので、翼がない飛行機の小さなモデルが飛んでいるのを見ることができた。これも航空力学では説明がつかないのだそうだ。発明した方は、常識を疑うことでこれが飛べたのだと述べておられる。プロペラの推進力で胴体の下にある空洞に空気を溜め込み、その圧力を利用して揚力がでているようだ。そして、この理屈は風力発電にも応用されていて、垂直軸の周りを回る羽根の面積と形状を常識に反して大きくすることによって、微風でも回転し始めるという特徴を持ちながら効率よく発電している。その実績が優れていることは、風力発電の研究で知られている足利工業大学の牛山教授によって確認されている。この新型風力発電機は、羽の形状が大きいことから風切り音が殆どしないとのこと。都市、あるいは居住地に向いた小中型の風力発電機として普及するのだろうと思う。自分の発想を信じて行動することで成功したのだが、それができるのが凡人ではない証拠だろう。
この飛行機と風車の発明は日本国内ではなかなか認められず、外国からの評価が先行したと聞く。日本では先例のないものを認めない傾向があるのがここでも示されている。多くの特許を申請しているが、友人が仕事を始めた法律事務所が特許を専門とすることから、この新技術に関わりがあったようだ。
http://www.globalenergy.jp/
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2009/04/o1-103.html