効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

燃料電池撤去

我が家に750ワットの発電能力がある固体高分子電解質燃料電池が、政府の実証試験の一環として設置されたのが2007年2月14日。それから2年以上、無事実証試験の責任を果たしたことになる。当初水回りに関係する部分でトラブルが数回あったが、関係する部品を完全取り替えしてからほぼ1年以上、順調に動いてくれた。この燃料電池の設置をきっかけにしてこのブログを開始したから、何となく子どもが家を離れたような気がしないでもない。本体の撤去には、生け垣などの間を縫って思いものを移動させなくてはならず、持ち込まれた時と同じようにピアノ運送業者が担当していた。毎日表示されている発電量などが気になるし、お湯が溜まると余さずに使うようになっていた。そのためか、お風呂に入る回数が増えて、水道料金が高くなっていただろう。これから電気料金が元に戻るから、関西電力の検針員も異常だと思わなくなるはずだ。
これがさらに改良されたものがエネファームという商品名で間もなく販売開始される。これまで自宅で経験した感じでは、機器の信頼性はかなり高くなっているようだから、コストがこれからどれだけ下げられるかだろう。政府の補助金が半分ほどあっても、ユーザーが150万円ほど負担しなければならないから、ガス会社や石油会社にとって売り込みが難しいだろう。総合効率が80%以上と高いので、エコハウスの目玉として新築住宅などに設置されるのに期待しなければなるまい。
燃料電池に代わってガスの給湯暖房機が設置された。今度は夏頃に固体酸化物電解質を使った新しい燃料電池が設置されることになっている。これまでのものは三洋電機製だったが、今度のものは京セラ製の700ワットだ。前の燃料電池よりかなり発電効率が高く(45%)、その分排熱量が比較的少ないから、どのような使い勝手になるかいまから楽しみだ。一番重要な発電部分がセラミックでできているため、一度スムースに発電し始めると信頼性は高いということが昨年までの実証試験で分かっている。ショックを与えないように設置して貰わないといけないが、我が家の搬入口の狭さが気になっている。
取り外し準備

搬出