効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

緑の家

昨日天気が良かったので散歩がてら近くのスーパーマーケットへ買い物に行った。その歩く道順はほぼ一定なのだが、季節の移り変わりで表情が変わるのを眺めるのも楽しみだ。緑に覆われた家があった。冬の間に見たときには、枯れ枝が壁面にあったのだが、いまはツタの類の樹が葉っぱをつけて見事なものになっている。ちょうど西日が射す位置にあるので、この熱遮蔽効果はかなりあるだろう。それを意図しておられたかどうかは分からないが、周辺の樹木と合わせると、真夏の室内温度上昇を抑制していることは確かだ。
最近の新聞記事で見たのだが、自宅の庭に緑を多く取り入れる動きが広がっているそうだ。なかでも地球温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)を大量に吸収する新種の花は、地球環境に貢献できるとあって人気が集まっているとのこと。これはホウセンカの一種であるインパチェンスをもとに、サカタのタネが開発した「サンパチェンス」だ。CO2の吸収量は通常の園芸植物の4〜6倍、二酸化窒素(NO2)も同5〜8倍。生育力が旺盛で、10センチの苗が2ヶ月で60センチの高さに育つと述べられている。一鉢500円前後。昨年から販売が伸びて、今年は4〜5月だけで前年の2倍強の90万鉢に迫る勢い。
窓を覆う自然のすだれとして人気なのがゴーヤだそうだ。日本デルモンテが今春売り出した「緑のカーテンゴーヤでエコ」(一苗350円)は通常より実が少ない代わりに蔓の伸びと葉の茂りが早い。同社によれば「建物の温度上昇を防ぎ冷房を少なくできる」。ほぼ完売で、店からの追加注文は断っているそうだ。
これほど一般市民の関心が手軽にできる緑に集まっているとは知らなかった。ベランダにトマトやキュウリでも植えようかと思ったことはあったが、自分の口に入る前に虫に献上することになりますよと言われて着手しなかった。ヒートアイランド解消に少しでも貢献できるのなら、このような緑化の試みをしてみようかなと思っている。いまからできるのは朝顔だろうか。