効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■メタネーション

都市ガスの主成分はメタンガスだから、燃焼させれば必ず炭酸ガスが発生する。気候変動を抑制するには炭酸ガスの排出を減らさないといけないのだが、都市ガスが供給されているのが使われれば、いかに便利な燃料であってもいずれ使用ができなくなる。

それへの対応策として都市ガス事業が考え出したのが、外部から調達した回収された炭素を水素と結合させてメタンにして、それを送り出すという方式だ。メタネーションと呼ばれている。

メタネーションの本格化はまだ先の事だと思っていたら、大阪ガスINPEXと共同で、この方式によるメタン製造を開始したということだ。NEDOの補助事業となっている。二酸化炭素再生可能エネルギー(以下「再エネ」)で生成したグリーン水素から合成メタンを製造することで、都市ガスのカーボンニュートラル化が実現できる。合成メタンは都市ガスの既存インフラ及び機器をそのまま利用でき、電化が難しい分野への展開も可能となる。経済産業省が関係省庁と連携して発表したグリーン成長戦略では、2030年までに既存インフラへ合成メタンを1%注入することが目標に掲げられている。

今後、合成メタン製造コストの低減、設備の大規模化等実用化に向けた技術開発が必要となる。本事業では、INPEX長岡鉱場内から回収した二酸化炭素を用いて合成メタンを製造する実証実験を2024年度後半から2025年度にかけて実施すると共に、製造した合成メタンを同社の都市ガスパイプラインへ注入する予定。なお、本事業で開発するCO2-メタネーション設備の合成メタン製造能力は約400 Nm3/hが予定されており、これは現時点で世界最大級の規模となる。

都市ガス事業の生き残り策も熾烈なものとなり始めた。早期に成功することを願っている。

 

 

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