効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■築53年超の団地を外断熱改修

日頃から考えていた建物の外断熱を、築40年の団地に施行するという報道を見て、最初は本当の外断熱かと半分疑っていた。だが、自分が考えていた外断熱施行が政府施策として実施されるらしい。旧耐震基準の時代に建てられた築53年超の団地型マンションで、国土交通省の長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金を活用した外断熱改修工事が進められているというものだ。同時代のマンションでも耐震構造基準を満たしていれば建物をそのままにして、外壁を改修することができれば、建て替えをしなくても、エネルギー効率が高い建物を維持できることになる。

外断熱改修を実施しているのは、1968年に日本住宅公団(現・都市再生機構)が千葉市内に建設した、分譲タイプの花見川住宅計40棟。2021年4月に第1期工事(14棟分)が着工し、23年12月末までに全棟の工事を終える計画だという。どこまでの外断熱工事課の具体的内容は分からないが、花見川住宅が同補助事業を活用できた最大の要因は、耐震診断で40棟中の38棟が現行の耐震基準を満たしていたことだ。耐震補強工事が少なく済むので、工事費の大幅な増額を避けられる。

花見川住宅が今回の大規模修繕で外断熱改修に取り組んだのは、築80年まで快適に住み続けられるマンションにするためだ。空き家率の増加と資産価値の低下を、食い止めたい狙いもある。花見川住宅管理組合の大塚仁理事長は、「以前の屋上防水工事で一緒に屋上断熱を行い、5階の住戸の暑さ寒さと結露が改善したので、外壁の断熱もいつか実施したいと思っていた。現在の管理組合員で建て替えを合意するのは困難なので、今の理事会でとにかくやれるだけの改修をしてしまおうと取り組んだ」と話す。

いずれにしろ、最初に手が着けられるのは、アルミサッシの窓を、プラスチック枠の複層ガラスに変えることから始まるのだろう。続いて、断熱等性能等級3を達成する方法として、既存外壁の東西北側全面と南側の一部に、厚さ60ミリメートルのビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)を張った。この断熱効果が住民から評価されれば、今後古いマンションなどの省エネ断熱工事の推進がやりやすくなるだろう。

 

 

 

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