今朝の新聞にもまだ掲載されていなかったが、ロシアのプーチン大統領が、親ロシア派武装勢力が実効支配するウクライナ東部の2地域にロシア軍を派遣するように国防省に指示した。それに先立って、この地域が独立した国家になることを、他国の合意なしに宣言している。欧米諸国はこれに対して報復に出るだろうが、この対立が戦争という形になる可能性もある。
米国やイギリス、ドイツなどは、経済制裁を課するとしているが、ロシアはそれへの対抗策として、欧州への天然ガス供給を停止する可能性もある。これい対し米国はＬＮＧの供給によって支援する体制をとろうとしているようだが、ＬＮＧ船で送るだけの量の確保はできても、輸送時間を考えると、欧州への天然ガス供給が止まらないまでも、大きく不足する状況になるかもしれない。
欧米諸国がどのような制裁手段をとるかによって、ロシアの出方も変わるだろう。プーチンがロシアの属国を新しく設立したという実績で、国内での政治的地位を固めようとしているのだろうが、それが結果としてロシア経済を疲弊させることにもなりかねない。世界のエネルギー供給のバランスが崩れ、これは当然日本にも影響する。ロシアからＬＮＧを輸入しているが、これがパイプラインでの供給であれば、エネルギー安全保障か見ても重大なものとなった可能性があっただろう。
これから訪米の報復がどのような形になるか次第では、局地的な戦争にもつながる可能性がある。プーチンの独裁的行動がどのような形で歴史に残るだろうか。
家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作り
のご紹介。
https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form
