効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■消費電力の少ないデータセンター

データセンターの消費電力は、データ処理の量と速度が高くなるにつれ増大していく。データ処理をするコンピュータから出る熱を下げてやらないとコンピュータの作動の障害となるからだ。それはその電力を発電するときに化石燃料系のものを使うと、地球温暖化ガスである炭酸ガスが排出されるためだが、社会からの批判に対応するために、主として再エネ電力で駆動する方式が増えている。その電力をコンピュータからの熱を空調で下げているのだが、このほど、空調を殆ど利用せず、廃熱処理を高度化することによって、空調を使わなくても駆動できるデータセンターが出現した。

報道によると、ハイレゾ(東京都港区)は1月28日、石川県志賀町に建設中の第2データセンター建物構造物に関して、廃熱効率の設計により、エアコンを使わずにサーバールーム内の温度と湿度の調整を可能にする意匠権特許権を出願したと発表した。同社によると、現在稼働中の第1データセンターはエアコンを使わないことで空調電力を90%削減しているという。

全世界のデータセンターでは、毎年推定200Tワット/時の電力が消費され、温室効果ガス(CO2)排出量は全排出量の5.9%を占めると言われている。国内でも、経済産業省が2021年7月に発表した「『次世代デジタルインフラの構築』プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(案)の概要」に「2030年までに40%以上の省エネ化を実現する」と盛り込まれ、IT業界全体の大きな課題となっていた。

この方式をデータセンター以外の構築物に応用することも可能だろう。これから空調負荷の小ささを競うようになるかも知れない。

 

 

 

 

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