効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

東芝、無線で省エネ管理

東芝は家庭内の家電製品を無線で制御する機器を10月に発売すると報じられている。日米欧の約70社がまとめた統一規格に対応し、エアコンや太陽光発電システムなどを制御して無駄な電力消費を減らすエネルギーシステムを商品化したものだ。東芝では2018年度までに15万世帯での採用をめざすということだ。これは一般的な電気機器の稼働を一括して無線を経由して制御しようとするもので、いわゆるIoTが身近なものになったことの証左だと言えるだろう。エアコンや照明など既設の家電に受信用アダプターを取り付ければ、ワイサンHANにつなげられる。アダプターを内蔵した家電も今後開発するということだし、電力各社もスマートメーターにワイサンを採用することを決めており、家庭で使う電力を総合的に管理することが可能になる。HEMS(ホーム・エネルギー・管理システム)が簡単に入手できることになるということだ。この記事から見て、価格もそれほど高いものではなさそうだから、これを武器に使う新電力も出てくるかも知れない。他の電機メーカーも追随するのは確かだから、制御のやりやすさなどの競争が激しくなるに違いない。家電にこの受信装置が付いていなければ売れなくなる可能性もある。