効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電力自由化とPPS

(社)地域未來エネルギー奈良が奈良市内で開催した「地域協同型再エネの実現を目指す研究会(第二回)」に午後参加した。午前に少し時間を取られることがあって、昼食をかきこんで出かけたが、午後1時半からの会合に何とか間に合った。小雨模様だったが、大ぶりにならなかったのは幸い。論じられたテーマは、「PPS・電力システム改革」というもので、来年4月から予定されている電力市場の完全自由化がどのように具体化するかについて、大阪ガスとコープエナジーなら、の2社から構想について説明があった。この種の講演会としては珍しく簡潔で要領を得た話で、いろいろ参考にできる情報を貰った。だが、全てが過渡期にある現在、具体的な方策と言うよりも、こういうことも考えられるという内容だったのは致し方なかったという感じだ。大阪ガスからのスピーカーが、いまは営業に籍があるが、つい最近まで情報通信部門にいたということから、自由化の鍵となるものの一つがデータ処理とシステム設計だと言うことを教えて貰った感じがする。質問も沢山出され、この種の会合としては珍しく活気のあるものとなっていた。政府が行っている制度設計の詳細が決まる毎に、貰った情報は修正しなくてはならないだろう。