効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■蓄電池か水素か

電力需要が少ないときにも発電することが多い太陽光や風力発電の余剰電力を、蓄電池に貯めておいて後で需要が高くなったときに放電させるというのは極めて論理的で適切な方法のように見えるが、この規模が大きくなると、その素材の消費量も増えて環境破壊に繋がる可能性もある。それよりも、炭酸ガスを排出する火力発電設備の出力を余剰分に相当する電力量の発電をしないような制御をする方が望ましい。地域によっては実施されているところもあるが、再エネの出力抑制という形で、折角のカーボンフリーの電力を使えないようにする方式の方が優位に立っているようなのは残念なことだ。

再エネの発電が余剰になるとしても、送電系統にはそれを受け入れる容量は確保されているのだから、火力発電の抑制が出来ないのなら、安全性の観点から出力を変動させない稼働をさせている原発を利用して余剰分を制御できないか考えて見た。

再エネの余剰分の総量把握をするシステムはできているから、その総量に相当するだけの原発電力で水を電気分解させて水素を作るという方策は取れないだろうか。原発による発電からの電力は炭酸ガスの排出はしないからカーボンフリーだ。原発からの電力を使って、炭酸ガスを排出しないで水素を作り、これを化学製品の原材料に使っても良いし,余剰分に相当する電力でできた水素を貯蔵し、電力需要が増えてきたときにその水素で発電を行っても良いのではなかろうか。

 

2007年2月から書いてきたこのブログを、今日で打ち切りにすることを決めました。85歳になり、ブログのテーマ探しが次第に苦痛になってきたからです。常時2-30人の方が読んでくださっているのですが、愚論に付き合ってくださり、有り難うございました。

 

 

 

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