効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■浮体式風力発電

洋上風力発電には、沿岸部の遠浅の区域に、タワーを海底に埋め込んで建てる方式と、海が深い場合に、海上に浮かぶ設備を作ってそれに発電用の風車を建てる方式がある。日本列島周辺は遠浅の距離が少ないとされ、これから建設される洋上風力発電は浮体式が主力になるとされている。沿岸部に住む人が、風車の建設による景観の悪化を主張して、沿岸部に風車を設置するのに反対するときにも浮体式が採用されるようになってきた。浮体式は建設コストも高く、維持管理にも難しさがある。また沖合遠くに設置すれば、発電した電力を陸まで届ける送電線に設置コストも大きくなる。

先日地中海に浮体式の風力発電の設置が進んでいるという記事を見て、欧州でも風力発電に反対する人が多いのかなと思った。地中海は深度の大きい海域は少ない筈だからだ。だが、地中海での浮体式は、沿岸部に向けた電力を発電するのではなく、海底油田からの原油の汲み上げに必要な電力を供給するためだと知って、成る程と思わされた。

油田の操業には安定した電力が必要だから、多分大規模な蓄電池を併設しているのだろうが、全体として一般の電力コストより高くなるとしても、原油の価格に吸収できるぐらいのものなのだろう。

 

 

 

 

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